エコショップ検索

ふじのくにエコショップガールズ日誌

twitter follow me

ここから本文です。

ホーム >宣言店取材記事>とうもんの里(掛川市)

更新日:2012年12月7日

とうもんの里 (とうもんのさと) (掛川市)

~県内随一の広大な水田を誇る南遠州の農村から地域文化の魅力を伝える
                           田園空間博物館『とうもんの里』にお邪魔しました~

 “とうもん”とは「稲面(とうも)」、「田面(たおも)」に由来すると言われる言葉で、
田んぼが広がる様子を指しています。
掛川・袋井・磐田の南部「南遠州」の、旧福田町・旧浅羽町・旧大須賀町一帯に広がる
見渡す限りの田園風景を、地元の方々は「とうも」「とうもん」と呼び、親しんできました。
この風景を屋根のない博物館として守り整備し、文化や歴史、自然・農業まるごと含めたふるさとを
次世代に残したいと考え、保存と伝承を目的に活動する拠点となっている施設です。

県内有数の穀倉地帯で、農業だけでなく、古くから製糖業、製塩業や繊維業、
鰻・シラスなどの漁業も盛んです。
“遠州のからっ風”や水害・高潮、砂といった自然災害もありますが、上手に自然と共存してきました。
静岡県無形文化財に指定されているお囃子や祢里など、伝統を守り受け継いできた年中行事や、
昔から伝わる季節の催事が行なわれている歴史ある城下町です。

 こちらを管理・運営している「とうもんの会」は、地元の方々で構成されたNPO法人で、
その活動が認められ、『平成24年度 農林水産祭 むらづくり部門 内閣総理大臣賞』
を受賞されました。

 農業経営士の資格を持ち、更にそれを活かし、6次産業化ボランタリープランナーとして、
仕事・プライベートの両面で皆の相談にのるNPO法人とうもんの会 理事長
「名倉光子」さんにお話を伺いました。



バラエティ豊かでパワフルな
皆のお母さん的存在「名倉さん」

     



田園空間博物館 総合案内所「とうもんの里」

※エコショップ宣言について教えて下さい。
●地産地消の促進・規格外製品の販売

 磐田・袋井・掛川で採れた新鮮な野菜や果物、お惣菜、ハム、鰻、シラスを販売する直売所を、
金・土・日の週3日間、開催しています。
一般的なファーマーズマーケットと違い、品揃えのために他の地域から仕入れることはせず、
その季節に採れた旬の物、地元の農作物のみをお届けしています。
新鮮な商品を安く手に入れられるだけでなく、作る人と買う人の交流の場所となり、
一緒に農業を支えていく機会・場所になっています。

●マイバックの持参促進

 マイバックを持たない人のために、ダンボールをトレー型にした手作りの「おかよい箱」や、
新聞紙を折って袋にした紙袋を用意しています。「おかよい箱」は繰り返し、皆で共有しています。
通常のレジ袋は一枚5円で販売していますが、袋代はグリーンバンクに募金しています。



スタッフ手作りのレシピや栄養についてのポップも
沢山提示されています

     



スタッフが一手間かけて用意している

「おかよい箱」と「新聞紙袋」

●資源物の回収促進・リサイクル商品の販売・廃棄物の分別リサイクル
 回収した牛乳パックで作った椅子や枕、小物入れ、また廃食用油を材料にした廃油石鹸、
古布で作った布草履や、洗剤いらずの手編みアクリルたわしなど、地元のお母さんたちが
工夫して手作りしたリサイクル商品や、昔からある竹ほうき、わら細工などを販売しています。

 料理教室で出た生ゴミは、ポリバケツを使ったコンポストでとうもん畑の堆肥にしています。
焼却するのではなく、土に戻すことが大事だと考えています。

 施設で行われる会合や料理教室での食事などでは、おしぼりや割り箸は配布せず
洗って使うお箸を利用いただいています。

●省エネへの取組
 店内のスポット照明を廃止し、使っていないトイレや部屋の電気をこまめに消したりと心がけています。
夏は施設に緑のカーテンを設置しました。とうもんの里は見渡す限り広がる田んぼの真ん中にあり、
田んぼの水で冷やされた風が、心地よく吹き抜けます。



地元のお母さん達の手作り手芸工芸品が
沢山並んでいます

     



生ゴミは堆肥にして畑で利用します

●環境教育の普及
 農村風景のよさを知ると、大切にしようという気持ちが強くなります。
お米や野菜の種まきから収穫までの農業体験、地域の食文化を伝える食加工体験、
四季折々の自然観察、匠の技の伝承教室等など、楽しい経験を通して
農村のよさや農業の面白さを伝え、多面的な角度から農業と食の大切さを伝える活動をしています。
来訪者だけでなく、この地域に住む皆さんと一緒に、とうもんの里を守っていきたいと考えています。

 今は依頼を受け、小学校で農業や環境についての出前講座を行っています。
子供たちの身近な環境から始め、自然の生態系や食物連鎖、環境や将来への影響などについて、
子供たちは驚くほど熱心に聞いてくれます。



 派手な観光地ではありませんが、城下町だけに、今はあまり見られなくなった季節行事や
人の繋がりがあり、歴史があり、何より農業が元気な地域だと思いました。
美しい農村風景は人の手が入ってこそ保たれる風景です。
 是非、古きよき日本の原風景を再認識しに訪れてみてください。


とうもんの里 (とうもんのさと) (掛川市) … 詳細はこちら


ページの先頭へ戻る